アムクレイドドラッグバトル
仙台でのアムクレイド ドラッグバトルに参加してきました。
2010年は直前にヘッドガスケットのトラブル、2011年は大幅な仕様変更のために準備が間に合わず。
2012年の今年、どうにか仙台行きの積載車にMA70を積み込む事ができた。
まさに3度目の正直である。
今回のアムクレイドは仙台ハイランドドラッグレースウェイの夏の祭典、D&S Nightと併催だ。
アメリカのドラッグレースのように昼間に予選を走り、日が落ちてからナイター走行による決勝トーナメントと大変に楽しめるタイムスケジュールだった。
さて、この仙台ハイランドドラッグウェイ。
私がドラッグレース入門時代に1度だけ訪れた事があるのだが、その時はクラッチのトラブルで1本も走れずに終わってしまった。
つまり、事実上は今回が初めての走行となるのである。
まずは写真のように黒光りする路面。
トラックバイトと呼ばれる薬剤を散布されていて靴底が張り付くようなグリップ強化路面だ。
更に震災の影響で1/8マイルに短縮された走行距離など、とにかく初めての経験だらけのレースとなった。
ちなみにツインリンクもてぎでの1/8マイルの区間タイムのベストは6.9秒だ。
この素晴らしい路面でどんな区間タイムが飛び出すやら、胸を躍らせてコースに挑んだ。
・・のだが、なぜか予選1本目、2本目共に6.9秒。
まるでリミッターが付いているかのように6.9秒しか出ない。
どうやら、あまりにもグリップが良過ぎてパワーが食われてしまっているようだ。
3本目は0.2キロほどタイヤのエア圧を上げて走行してみたが、0.1秒のみ短縮の6.8秒で予選を終えてしまった。
ところ変われば何とやらと言うが、あまりのセッティングの違いに面食らってしまった。
昼休みにK君とバーベキューを食べながら作戦会議をする。
何せ初めて尽くしの初心者クラブである(笑)
同じ70スープラの常連さんや親しいショップさんのアドバイスを参考に、トーナメントでは大幅なセッティング変更をしてみる事に。
ツインリンクもてぎのように、とにかくスタート時のトラクション上げる走り方ではなく、中盤以降にも満遍なくパワーをグリップラインに乗せて走らせるように更にエア圧を上げ、ダンパーセッティングも硬めに変更する。
迎えたトーナメントは予選での中途半端なタイムが災いし、トップクラスのAクラスの下位になってしまった。
しかし、今回は初の走行テストも兼ねて、データ収集が目的でもあるので無理をせずに行くことに決め、仙台の皆さんの肩を借りる思いで予選6位のGTRの横に並んだ。
結果は惨敗だったが、区間タイムは目標の6.6秒まで短縮できてK君も笑顔でリターンロードを迎えてくれた。
とにかく何もかも初めてで色々と不安もあったが、終えてみると大変楽しいレースだった。
フライングにビビッて大甘のリアクションタイム、若いエントラントたちのように気迫に満ちたスタートもできなかったが、とにかく我らが7MGTの咆哮を仙台ハイランドで轟かせる事ができて大満足な一日だった。